仕組み
扇風機の後面に光源を取付け、羽部分に等間隔に穴の空いた円盤を装着する。
回転による光の明暗を光センサ(CDSセル)で受取り、周波数に変換して音を鳴らし、 楽器としての演奏を可能とする。
円盤は、穴の数を18,24,27,30,32,36,40,48とし、円盤の外側に向かうにつれて穴の数が増えるようになっている。
これによって、光センサをかざすところが円盤の内側から外側になるにつれて光の明暗の周期が短くなり、
それによって周波数が大きくなり、高い音を出すことができる。
さらに、パワーコントローラーを用いて扇風機の回転量を調整することも可能であり、これによってより多くの音階を奏でることが可能。 使用したパワーコントローラーはこちら
扇風琴ができるまで
①円盤制作:MDF材を加工し、等間隔に穴の空いた円盤を作成する。CADでモデリングを行い、レーザー加工を用いる。
②光ピック制作:光信号を音信号に変換するための回路を設計し、実装する。
回路の概要はこのようになっている。
光信号を入力→CDSセル→小型アンプ→RCAジャック→音信号として出力 (参考にした回路はこちら)
③光源取付:円盤の裏側にLED電球を取り付ける。スイッチでオンオフを切り替えられるようにスイッチ付きのLED電球ソケットを使用。 使用したLED電球ソケットはこちら
④アンプに接続:光ピックとアンプをシールドで繋げることで演奏を可能とする。